2019年10月28日月曜日

店主大橋の古着と人生 vol.1












ご無沙汰しております。DioramaClothingStore大橋です。






皆様古着買ってますか?僕はめちゃ買ってます。




気がつけばPanoramaStoreをオープンしてから半年が経ち(祝)、Dioramaの店頭に現れることはほぼ無いので、
これを読んでくれている方は「おまえ誰やねん」と思っている方もいるかもしれないので説明します。私がこの店の黒幕であり、オーナーの大橋です。






急なのですが、コラムを始めます。
始める?というか、昔はバイイングダイアリーを書いてたり、実はコラムも少し書いていたんですが気分屋の僕は続いたり続かなかったり。
そしてPanoramaをオープンしたことにより更に遠のいてしまいました。


なので大々的に復活。今回は本気だ。理由は後で書くのでちょっと待ってください。

この急な展開を急に起こすのが私、昔から僕のことを知っている人は今少し笑っているだろう。アイツは今日も変なことを考えて生きている...と。





せっかくなので自己紹介からします...笑

1989年生まれ、30歳、176cm、まだ太ってない、

食べたら大体美味いと思うから好きな食べ物はあまりなくて、とろろとアボカドがアレルギー(女子の敵)。

といったところです。
音楽の話とかを書き始めたら意味わかんなくなりそうなので今日は無しでいきましょう。






さて、こっからが本題。何故僕が急にコラムを書き始めたかと言うと、僕が "30歳" になったからです。


高校1年生から古着を買い始め、高2からヴィンテージを買ってきたので僕の古着(ヴィンテージ)歴は15年弱。
19歳からヴィンテージショップでアルバイトを始めたので販売歴は10年。


平成元年生まれの僕の世代は年号の切り替わりのせいで"平成生まれ!出た!若造め!"
と言われまくってきたので、
なんだか自分がまだ若いような気がしてしまっているのですが、もうすっかり大人なのです。


"お兄さん"から"おじさん"と呼ばれる日が来る恐怖と闘いながら毎日を生きるのが30代、

色んな事にケチをつけ始めるのも30代、

"昔は良かった"と全く生産性の無い会話を弾ませるのも30代、

若者をむやみに否定し始めるのも30代...。


もちろんこれは超極端な言い方なんだけど、きっと間違っていない。

そうじゃない人もいっぱいいるけど、やっぱり間違っていない。

30代とは、きっと何か強烈なパワーで "30代フォーマット" のような物に知らずのうちに吸い込まれていくものなのでしょう。


こんな事を書いたらそこら中の30代を敵に回すように思われてしまうかもしれないけれど、そんなつもりは無いし僕は沢山の30代の先輩を尊敬している。


ただ、多くを語らなくなるのも30代の特徴。
何もせず流れに身を任せて後から"今の時代ってさぁ..."なんて言う30代にはなりたくないわけです。


もう早速このコラムも誰に向けて書いているのかわからなくなってきましたが、
僕はそれなりに古着のキャリアがある年齢になったし、もっとちゃんと古着の魅力を伝えていかなくては!という事です。


周りの事はあまり考えず、僕のお店で古着を買ってくれる人たちが豊かになるよう自由に綴っていこうと思います。









いきなり長い、、長すぎる。


何を隠そうこの暑苦しさこそ僕であり、古着を本当に追求するためにはこの暑苦しさが必要です。


オシャレなヒップホップで肩を揺らす日も大事だけれど、それだけではいけない。

インスタグラムのフォロアーは光の差し加減とかオシャレなアングルで稼げるけれど(あとエロ)、そんなんじゃ物足りない。


なぜなら大切なのは人間としての能力、個性と知性。即ち人間力だからです。


そしてそれらは僕もあなたも大好きなインスタグラムから学ぶことはできない、何故ならそこに"追求"という動作がないから。


これはとっても簡単な話で、町中を探し回ってやっと見つけて買ったジャケットはお気に入りになるけれど、

もし仮に道を歩いている知らない人が"これあげるよ"と急にそのジャケットをくれたとしても、それはきっとお気に入りにはならない。


それと同じです。


何当たり前のこと言ってんだ??
と思った人ほど注意した方がいい、なぜなら当たり前ほど怖いものはないからだ!





結局何が言いたいかというと古着を探し、買いましょう。ということです。

何故なら古着は追求しないと面白さに辿りつけないから。

そして追求するという行為が人に個性を与えるから古着は最高なんです。

何となく古着を買っているそこのあなたはまだ古着の本当の魅力を知らない。

でも大丈夫、このクソ長いコラムを苦しみながらここまで読んだあなたは古着を追う能力を秘めています。



















ちょっと時間が空いてしまいましたが、先日発売の "N:BOOK vol.6" にお店を掲載して頂きました。

もう既に沢山のお客さんがこの雑誌を見てお店に来てくれていて、素直に嬉しいです。

そして僕の上半身の写真を1ページ使うという構成は令和1攻めていると言っても過言じゃない。

これができるN:BOOK様の余裕、恥ずかしさを越えて敗北。

ちょっとフザけましたが、是非書店で手に取ってみて下さい。





真面目な話をすると、地方紙が無くなってしまった名古屋にはとても貴重な雑誌です。

この一冊で名古屋の情報が沢山手に入ります。行ったこと無い所ばかりなのは知らなかったから。

知ったら行ってみたくなるし、行ったら何かが起こるかもしれない。

僕も行ってみようと思うお店を見つけました。来週くらいに行く。





グーグルで "僕が行ったことのないお店" と調べても何も見つけられないけれど、N:BOOKではそれが見つかる。

当たり前だけど当たり前じゃないです。












こんな感じで大丈夫か不安になってきましたがラストスパート。



最後は最近のパノラマのおすすめを紹介して終わりにします。











pleaseandthankyoustoreから2着。

1枚目はオーナー ジェニーによるハンドペイントの物。とっても人気。

ペンキ飛ばすだけ!俺でもできるはずだったけど、俺にはできなかった(一緒にやった)。

理由はたった1つ、彼女が特別だから。だから送ってもらいました。




2枚目のブルゾンも素晴らしい。

日本でおいてけぼりにされているであろうこの類のジャケット。

フリマで見つけたらパスしてしまうかもしれない。でも、彼女のショールームにあったらきっと買ってしまう。

日本のアメカジは洗練され過ぎてしまったんだと痛感。これは本当の意味でのアメカジだと思います。













RoundTwoからも2つ。


Tシャツから火が付き、ここ1年で一気にストリートウェアのヴィンテージの仲間入りをした "Marlboro" のナイロンジャケット。

LAのストリートシーンは "物" が先行するから急に新しい古着が生まれる。

これはラッパーやセレブリティーの影響が今一番大きいからで、それを真似したいキッズがそれを買う。

そしてその価値が上がる。

とってもシンプルな仕組み。でもその対象がヴィンテージというのは羨ましい。

NIKEだけがアメリカじゃないので他も色々見ましょう。




ナイロンとスウェットだけじゃスタイリングできねぇ!ということで送ってもらったリーバイス。

90年代のアメリカ製の物が届きました。全然気にしなさそうなのに、僕の周りのアメリカの友達はみんなUSA製を穿いている。

アメリカンプライド?かわからないけどみんな似合っててカッコ良い。

というわけで彼らの提案なのでアメ製推しです。














はい。今の僕のテーマが "心・技・体・古着" という事以外は書き切りました...


めちゃめちゃ疲れたので今日は終わりです。


こんな感じで月一を目標にして不定期にコラムを更新していきます。


古着を追求したくなった方はどっちの店舗でも良いので是非ご来店下さい。


N:BOOKも買って下さい。古着はいっぱい買って下さい。




-完-








Diorama Clothing Store


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dioramaclothingstore@gmail.com