2022年12月8日木曜日

第7回

 










こんばんは!DioramaClothingStoreの優作です。



















1960's~70's Denim Chore Jacket

size: L

25800yen+tax


スタイリングでもご紹介しましたが、オススメなのでこちらでも。

ブランケット付きのデニムカバーオール 。

タグは欠損しておりますが恐らくストアブランドのものになります。




ブランケット付きのカバーオールで注目したいのは色落ち。

裏地と表地の縮率の違いから生地が引っ張られた特徴的な色落ちが見られます。

着込んでいく毎に野暮ったさが増しますが、

それすら荒々しくて男らしい、、

そう感じさせてくれる面もアメリカンヴィンテージの魅力ではないでしょうか?







寒く厳しい労働環境に適応する為に取り付けられたブランケット。

これ以上に暖かいジャケットは新品や新しい年代を探せばたくさんありますが、

洋服の機能性がここまで発展した世の中でも古い服らしい暖の取り方を選択するのもクールだと思います。



















1960's "WASHINGTON DEE CEE" Cotton Tapered Pants (Deadstock)

size: W31×L28

22800yen+tax


2着目は"WASHINGTON DEE CEE"から60年代のコットンテーパードパンツ。

アイビールックの流行った60年代によく見られる細身で美しいテーパード。

このシルエットはスタイルがよく見える!と自負しております(笑)




老舗ワークブランドのクオリティの高さが伺える織柄。コットン100%。

そして状態はデッドストック。

消費社会の中で、80年も前のものが新品の状態で履けることに有り難みを感じます…

レングスは直して履いても◎




個人的にもお世話になっているので、自信を持ってお勧めできる1本です!











Soundcloud : diorama vintage radio

Mail : dioramaclothingstore@gmail.com

Tel : 052-269-1116










2022年12月7日水曜日

第6回













こんばんは!DioramaClothingStoreのアラタです。












 











米軍N-2Bフライトジャケットをサンプルした1枚。

古い服を見たり買ったりしているとこんな気付きもありますね。

作ったのは "Pacific Trail" というアウトドアブランド。

ディテールをいじってみたり、素材が意外なものだったり、この手のものは色んなパターンがありますが

これは形がほぼ忠実で、色がアウトドアエッセンス。

無理がなく分かりやすいアップデートです。

スタイリングもインスタにアップしたのでよろしければ参考までに。























80's Woolrichのマウンテンパーカー。

細かく違ったりはしますが色んなブランドが出していた王道の形。

原型を作ったのはロクヨンクロスで有名なシエラデザインズです。

このクラシックなデザインはもちろん、昔のマウンテンパーカーは色が魅力的。

夕日っぽいオレンジだったり森を連想させるグリーン。

アウトドア由来の独特なカラートーンが多く存在します。

今回はレディース仕様の淡色。綺麗なエメラルドグリーンです。












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2022年12月1日木曜日

第5回

 










こんばんは。DioramaClothingStoreの優作です。

















お馴染みアメリカ空軍の傑作フライトジャケット"MA-1"

インターミディエイトゾーンと呼ばれる10℃から-10℃の気温で着用された物。

前身モデルであるB-15シリーズから戦闘機の発展と共に最適化したモデルと言われております。

大きく初期、中期、後期型と分ける事ができますが

コチラはその中期型に当たる69年会計の1着。




短丈で男らしいシルエット。

元々は戦闘機のシートに生地が挟み込まれることを防止するため。

肩のダーツは体に沿い、機内での動きやすさに繋がっています。

左腕にはタバコやペンを入れるポケット付き。













MA-1はその歴史の中で様々なマイナーチェンジを繰り返してきました。

今回まず注目したいのがポケット。

50年代〜60年代のモデルにはフラップが付きません。

ひと目で分かりやすい年代特有のディティールです。









裏地は60年代からレスキューオレンジに変更されます。
(因みに50年代は裏地も表地と同様のカラーです)

名前の通り遭難時にコチラの面を表にし、上空から発見されやすくするための仕様。

平和な現代ではファッショナブルに映りますね。

コチラも見逃せないポイントです。




現行でもサンプリングをされ続けているMA-1ですが

その中でオリジナルを選ぶのであれば、
年代やそれに伴うディティールに着目してみるのもいかがでしょうか?

リバーシブルで着たいし、その上古い物に拘りたい。

僕と同じくワガママな方の期待にも応えてくれるのはこの60年代だと思います。



















2着目はウールとコットンのリバーシブルタイプのヴァーシティジャケット。

大分ボリューミーになってしまったので駆け足でいきます。

スポーツ系の衣類でよく見かける"Southland"から60年代の1着。

歴史的な観点から見るとアメリカでスポーツで優秀な成績を収めた学生に送られたジャケットと言われています。











リブのカラーリングと同じ色のワッペンやシニールにするのがヴァーシティジャケットの流儀らしい。。

細かいしきたりから作られる一つの服としてのまとまり。深い…













そして僕がこのジャケットで1番グッときているポイントはB面。
無地グレーコットンボディの大胆な色移り。

ここまで全体的な色移りはもはやデザインとしてカウントしても良いのではないでしょうか?

偶然から生まれる古着の醍醐味の一つだと思います。











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