2019年11月12日火曜日

店主大橋の古着と人生 vol.2













こんばんは。DioramaClothingStore大橋です。









第二回 "店主大橋の古着と人生" のお時間です。










思ったより反響を頂いて、やはりこれはやるべきことだった!と思ったのは事実ですが、


調子に乗って もう二回目書いちゃうぜ!というわけではありません。


なぜなら僕は文章を作るのがとても遅く、テキトーな性格とは裏腹に文章にはナゼか神経質で


前回のコラムを書き終えるのに8時間もかかったからです。笑


8時間!8時間だぞ!前回のコラムを流し読みした諸君は今すぐブログを遡り、泣きながら声に出して大切な家族に読み聞かせて下さい。


この奇妙な神経質はきっと変えたくても変えられない。身体中の全ての血を入れ替えなければれば治らない。いや、ベロベロで書ばいいのか?


なんてしょうもない事を考え書いている今でさえ僕の頭はフル回転している。


そう。分かっている。この話は終わりだ。









切り替えます。


前回のコラムで僕が昔コラムとバイイングダイアリーをやっていた事を書いたのですが、


どんなことを書いてたのか気になったので読み返してみました。


黒歴史を見ることになる...と恐れながら見たのですが、意外と良い。


忘れていたあの頃の気持ちや手探り感が写真と文章によって蘇る、ノ、ノスタルジーではないか!


忘れていた。私はおじさんよりのお兄さん。


3年前の記憶は残っているつもりで全く残っておらず、その頃の自分を思い返し胸が熱くなってしまったのです。


この臨場感と刹那はその時その瞬間にしか書くことはできない、それをやめた僕は大バカ者。


1秒でも早くヨーロッパ買い付けのダイアリーを書かねば!と思ったわけです。











というわけで写真と共に書きます。



僕の買い付けにどの角度からもねじ込んでくる(怖) でお馴染み

RoundTwoVintageのアレックスと2週間のヨーロッパ旅デス。














日本とLAからの現地集合(クールだろっ)




イギリス




ご飯は全てこの男に任せる




イギリスっぽい








イギリスと言えばフィッシュアンドチップス

ありえないサイズに驚きを超えて悟りの表情。

この男の "トゥーマッチフ〜ド" という発言を俺は100回はきいている(痩せろ)




 イギリスと言えばルイスレザー




いい天気




車ごとフェリーに乗って




大陸へ




フェリー内でのニュース




ここはベルギー




ベルギーと言えば




クラフトビールと




ピーピーボーイ。




文明は発展。ライム買い付け。




酒とマリファナと性の国、オランダ




アルコールオンリーの僕と、酒も飲まない男




雨上がりのフリマ




この街にはスクーターが無い...肩と腰がイカれる。




名前忘れたけど、これもアムステルダム名物




思い出すだけで腰が痛い




昼下がりのアムステルダム




かわいい




this is buying trip...




コーラに氷が入ってなくて、アレックスの表情が曇る




でも、買い付けに成功すれば何でもOKである




写真にうるさいこの男、撮り直しを求められる毎日(まず痩せろ)




撮り直しを求めない、痩せている私




オランダ郊外の夕焼け




帰りもフェリーで













水辺




はしゃぐ痩せた男















こんな感じのイギリス、ベルギー、オランダ買い付けでした。


いや、買い付け風景が無さ過ぎる。ただの旅行写真ではないか。


もっとちゃんと写真を撮ればよかったと少し後悔。


慣れってやっぱり怖くて、初めてのアメリカも初めてもヨーロッパも僕は死ぬほど興奮してアホみたいに写真を撮ったのに、


今回のベルギーについた時とかは "ふ〜ん、こんな感じね〜" なんて事を思ってしまっていた。


僕はもっと小さな出来事を幸せに思わなくてはならない。


明日から美しい朝日を見て涙しよう。曇ってたら朝日を見れないことに泣く。








忘れてください。続けます。


ヨーロッパまで行くの凄いですね〜なんて言われたりするけれど、大したことじゃないんです。


チケットを買って飛行機に乗るだけ。勇気さえあれば誰でもできます。本当に。


インターネットがここまで普及した時代だから宿も簡単に見つけられる。


ただ実際、物を見つけて買い付けすることは簡単ではないけれど


それは古着屋の僕にとって至って当たり前の苦労で、当たり前にやるべきこと。


知らない事は知りたいし、行ったことないから行く。


行くのは簡単。重要なのはその先なのです。
















ここからが本題。




今日は僕がやたら執着している "買う" という行為について書きます。


僕はオーナーになって4年ちょっと経ちますが、買い物をやめない。


僕の着ている服のほとんどは皆様と同じように大須の古着屋さん、県外の古着屋さんで買ったものです。


買い付けで私服を買わないんですか?とよく聞かれますが、ほとんど買わない。


何故なら僕は "人の感性" を買いたいから。




勿論全力で買い付けしてるから欲しい物なんてたくさんあるし、


見つけて痺れまくった服も山ほどあるし、


もう、これは、俺しか買ってこない!みたいな物も中にはあるのだけれど


それでも買わない。どれだけ欲しくても売る。


なぜならその "感性" を売るのが僕の仕事だからです。


そして洋服を買うか買わないか悩んだり、相談したりする時間に意味があることを知っているから。




感性を売るためには、自分の感性を磨き続ける必要があるのです。


だから僕は常に新しい刺激を求め、古着屋に古着を探しに行く。


新品を買うのも同じ理由です。








だから販売員は止まっちゃいけない。


買い物をしない販売員(僕より年下)を僕は認めないぞ。


古着の価値を決める事が出来るのは、古着を売っている人間だけだから。


販売員は探求を続け、絶対にカッコ良くなきゃいけない。


苦労をしない販売員は修行をしない料理人みたいなもの。それでは古着は滅びます。








何歳になったら買わなくて済むんだ...と悩み続け30歳、


きっと新しい刺激を追い続けていたら、ずっと買い物をしてしまうんだと思う。


気がつけば苦しい苦しいと言いながら楽しんでいる...


これがきっと僕の人生なのです。


なので皆様が古着に飽きることはきっとありません。


沢山古着を買いましょう。


人の感性を求め大須中の古着屋を駆け巡って下さい。


















またもや暑苦しくなりました(汗)


最後は告知です。







10th Anniversary of Rainbow Disco Club in NAGOYA

2019.11.30(sat)@club Mago & Live Lounge Vio

ADV/¥3500
DOOR
〜23:00 ¥4000
23:00〜 ¥4500

前売の予約は下記メールアドレスに代表者名と枚数をご記入の上、当日の13:00までにご連絡下さい


Nick The Record
Sassy J
Umfang
CYK
Conomark
TANAKADISCO
KYOJI YANA$E(doginterview)
YoshimRIOT
CHOUMAN(The Sessions)
tamachanmann(Noodle)
NARI a.k.a. Jeffrey
YUHi
Sisi
Kikiorix

Diorama Clothing Store 
The SESSIONS
社交酒場イム×キヨスプレス
vinofonica







嬉しいお誘いを頂きまして、出店いたします。


夜遊び古着やローファイアメカジなどなど、


奇妙なテーマを掲げてなんとか皆様に古着を買ってもらおうと奇妙な努力をしている我々。


でもそれは常に、いつだって古着をフルスイングで楽しんでいたいから。


そんな僕らを誰かが見ていてくれて、きっと誰かが推薦してくれたのだと思います。嬉しいです。


RainbowDiscoClubは10年続く大型ディスコフェス。


名に恥じないようカッコイイ古着持って行きます。






僕なんかが告知をしなくてもきっと沢山の人が来てくれると思うのですが、


せっかく誘って頂いたのだから古着好きにも来てもらいたい。


俺はディスコは聴かねぇ!なんて言ってちゃいけないぞ。


ディスコ...聴いたことないなぁ...なんて迷ってちゃいけないぞ。


取り憑かれた様に同じことを言いますが、


現場に行けば何かが見えて、何かが生まれるかもしれませ......






お誘いから説得になってしまいました。


興味がある方は是非来てください。


きっと楽しいのでみんなで遊びましょう。


そして余裕があったら古着も買って下さい。


できればビールも奢って下さい。








-完-












Diorama Clothing Store


名古屋市中区大須3-15-19 第一竹新ビル1F


dioramaclothingstore@gmail.com